天然のサプリメントと呼ばれるアーモンド、その栄養をぎゅーっと詰め込んだアーモンドミルク。
アーモンドミルクと言っても、最近では色々な市販品が出ていますよね?
アーモンドミルクの市販品の中で、無添加なものを中心におすすめの製品を成分や原産地からご紹介します。
アーモンドミルクのおすすめ厳選3選
アーモンドミルクを選ぶときに、何を基準にしていますか?
最近は、コーヒーやココア味、他のナッツなどをブレンドしたフレーバーの市販品も人気になっています。
フレーバーアーモンドミルクは飲みやすくなっていて、その日の気分で味を選べるので飽きないのがメリット。
でも、ダイエットや毎日の健やかな生活のために選ぶなら、砂糖不使用、無添加なものを選びたいですよね?
無糖、無添加なものを選ぶと、自分でハチミツやダイエットシュガーをプラスしたり、様々な味付けをすることも可能です。
料理やお菓子作りにも使えて便利ですので、私はフレーバーなしの物をオススメしています。
アーモンドミルクを自宅で手作りするにも、原材料が重要。良質なアーモンドが手に入らない場合は、市販品を利用する方が賢い選択だと思いますよ。
エコミル(EcoMil)アーモンドミルク:良質なアーモンドの産地スペインより
一番にオススメしたいのが、良質なアーモンドの産地であり、アーモンドが料理やお菓子作りに欠かせない、隠れたアーモンド大国スペインのアーモンドミルクです。
アーモンドと言えばカリフォルニアをイメージされると思いますが、スペインではアーモンドを料理やお菓子に良く使います。
アーモンドの女王マルコナ種も、スペイン産が特に良質なのはご存じかと思います。
そのスペイン南部に本社を構える、ヌートリオプス社の無添加アーモンドミルクが、日本にも上陸しました。
それがEcoMil(エコミル)アーモンドミルクです。
エコミル(EcoMil)アーモンドミルクの特徴
*部分脱脂:アーモンドをペースト状にし油脂を取り除き、圧搾して油脂分を分離させています。原材料の40~60%の脂肪が取り除かれています。
*製品には、日本政府が添加物としている成分は使用されていません。
商品には、ドリンクタイプとパウダータイプがあるのも特徴です。
エコミルの製造会社ヌートリオプス社は、植物性ミルクの先駆者で、ヨーロッパではナッツや穀物を主原料にしたオーガニックアーモンドミルクのトップランナーです。
創始者のフランシスコは、薬剤師・生化学者でもあり、製品は栄養学者や栄養士とも協力し、研究を重ねた成果の結晶です。
また、最新の情報も取り入れるなど、研究を重ねています。
同社は、包装やリサイクルについても自然を配慮し、エコロジーに注意を払っています。
EcoMil公式サイト(スペインのサイト)
エコミルのおすすめアーモンドミルク
スペインではエコミルの製品は、アーモンドミルクだけでなく、栗、ゴマ、チア、キノア、カシューナッツなどの原材料と、様々なフレーバーが販売されています。
日本では、アーモンドを中心に、ココナッツ、ヘンプ、ヘーゼルナッツ、タイガーナッツなどを購入することができますよ。
有機アーモンドミルクストレート (パウダー/砂糖不使用)400g
まずおすすめしたいのが、アーモンドミルクストレートのパウダータイプです。
パウダーなのでお好みの濃さに調整できることもありますが、400gのパウダー1缶でブリック5パック分が作れます。
そのため、包装資源やごみの削減もでき、エコフレンドリーな商品なんです。
ご自宅でアーモンドミルクを飲むなら、パウダータイプがイチオシ。料理やお菓子にも簡単に使えますよ。
原材料: 有機部分脱脂アーモンド、有機コーンマルトデキストリン、有機ピープロテイン、植物エキス、アーモンド香料
賞味期間: 製造日から開封前冷暗所で2年
【栄養成分 100gあたり】
エネルギー477kcal、脂質20.5g、炭水化物58.6g、たんぱく質13.4g、食塩相当量0.3g、カルシウム125mg、リン250mg
【保存方法】
冷暗所で保存。開封後は高温多湿を避け、2ヶ月以内に使い切りです。
【飲み方】
100mlの水に対し約10gが目安です。水加減はお好みで調整可能です。
1杯200mlとして約20杯分のアーモンドミルクが作れます。
有機アーモンドミルク (アガベシロップ入)1000ml
話題の甘味料アガベシロップ入りで、ほんのり甘く飲みやすいタイプのアーモンドミルクです。
アガベシロップは、砂糖の1.5倍甘いのに低GIで、イヌリンを含むオーガニック甘味料。さらにクセのない味で、使用量も少なくて済むので人気の甘味料になっています。
アイスでもホットでも、何も足さずにそのまま美味しく飲めちゃうのが嬉しいです。もちろん、お菓子作りにも使えますよ。
原材料: 有機アーモンド、有機アガベシロップ、有機コーンマルトデキストリン
賞味期間: 製造日から開封前 1年半
【栄養成分 100gあたり】
エネルギー46kcal、脂質2.1g、炭水化物5.4g、たんぱく質0.9g、食塩相当量0.25g
ブリッジ(The Bridge)アーモンドドリンク:海抜450メートルの水+有機アーモンド
イタリア北部にあるブリッジ社(THE BRIDGE)は、100%オーガニックな穀物飲料やデザートを製造する会社です。
イタリア産の有機アーモンドと、海抜450メートルの湧き水を使用しているのがポイントです。
もちろん、甘味料、添加物は一切不使用です。
アーモンドミルクを含めた穀物飲料は、約20%の原材料のほかは水でできています。水も重要な成分と考え、その水にこだわっているのが、ブリッジ社の大きな特徴でもあるんです。
ブリッジ アーモンドドリンクの特徴
ブリッジ社は全て家族経営で行っていて、公式サイトには「うちの会社で働きたかったら結婚が一番の近道です」って書いてあるイタリアっぽいお洒落な会社です。
その製品も、ほっこりした気分になれる優しい味ですよ。
ヨーロッパではブリッジ社の製品が手に入りやすいのですが、日本ではアーモンドドリンク、ライスドリンク、オーツドリンクなど飲み物が中心のラインナップです。
THE BRIDGE公式サイト(イタリアのサイト)
ブリッジ 有機アーモンドドリンク【増粘剤・砂糖不使用】
アーモンドドリンク200mlに約10~12粒のアーモンドが使用されています。
砂糖不使用なのにクセがなく、飲みやすいのが特徴です。
牛乳や豆乳の代わりに使うほか、お菓子作りにも利用できますよ。
【栄養成分 100mlあたり】
エネルギー38kcal、脂質3.2g、炭水化物0.8g、たんぱく質1.5g、食塩相当量0g
筑波乳業 無添加濃いアーモンドミルク:日本製の無添加はコレ
筑波乳業は、練乳や粉乳をはじめとする乳製品をメインに、プロに愛される製品を提供してきた企業です。
アーモンドミルクは、「濃いアーモンドミルク」シリーズを販売、国内初となる食品添加物不使用にこだわった「無添加 濃いアーモンドミルク砂糖不使用」を展開しました。
安全安心な製品づくりを徹底していて、創業70年以上の乳業メーカーのノウハウを活かした製品づくりが、濃い味の無添加製品を生んだ高い技術を物語っています。
筑波乳業公式サイト
筑波乳業 無添加濃いアーモンドミルクの特徴
厳選したアーモンドを皮むき、丸ごとすり潰し、成分を濃いまま利用しています。
「濃いアーモンドミルク」の商品名通り、アーモンドの含有量は約8~12%と高く、1000mlあたり約80~120粒のアーモンドが使用されています。
濃いのと添加物不使用のため、アーモンド成分が沈殿しています。そのため、「正しい振り方」動画も紹介されていました(笑)
筑波乳業 無添加濃いアーモンドミルク125ml (砂糖・食品添加物不使用)
濃い味ならではのコクがあり、自然で優しい味が特徴です。
そのままはもちろん、料理やお菓子作りにも最適。料理のうまみ、素材を引き立てる名わき役になりますよ。
【栄養成分(125mlあたり)】
エネルギー81kcal、脂質3.6g、炭水化物1.4g、食塩相当量0g
アーモンドミルク選びのポイント
アーモンドミルクは、やはり素材が大切になります。
市販品の多くは、原産国が明記されていないので少し不安になるかと思います。
今回ご紹介したアーモンドミルクは、アーモンドの原産地がしっかり明記されています。
公式サイトを見ると、製法や製品に対するこだわりを確認できると思いますよ。
添加物の有無をチェック
食品添加物が全体的に良くないわけではありません。
でも、保存料などががっつり入った商品より、できれば無添加を選びたいというのも本音です。
日本ではアーモンドミルクが登場してからまだ日が浅いので、市販品の種類もあまりありませんよね?
その中で無添加な商品を探すのは大変。また、無添加と言えども、その内容をしっかり確認する必要があります。
ヨーロッパではアーモンドミルクは古くから親しまれている飲み物で、無添加製品や有機栽培の商品も豊富です。
アーモンドの品種も優れたものが多く栽培されていますので、海外製品を取り入れてみるのもおすすめです。
アーモンドの含有量だけが問題?
日本の一般的な市販品のアーモンド含有率は2~4%です。
アーモンドミルクは簡単に言えば、アーモンドを粉砕して水に溶かして濾したものです。
一般的に販売されているアーモンドミルクは、アーモンドをすり潰して水を加え濾さない方法や、ペースト状にして加工する方法など、メーカーによってさまざまな製法で製品化されています。
その過程で、余分な脂質を取り除いたり、添加物を加えて分離しにくくしたりしていますので、口当たりも市販品によって違います。
アーモンド含有量が増えると、その分アーモンドを多く取り入れられるメリットがありますが、カロリーも増える場合が多いですよね。
アーモンドミルクってまずい?飲みやすさを重視する?
アーモンドミルクに慣れていないと、濃いものは少し飲みにくさを感じるかもしれません。
個人的に言うと薄いのが苦手でして、市販品はストレートでできるだけ濃いものを選ぶようにしています。
もし、砂糖不使用で濃い味のアーモンドミルクの味に慣れない場合は、蜂蜜を入れたりフレッシュジュースやコーヒーで割ってみるのもおすすめです。
有機栽培で無添加な商品は、アーモンドのコクや香りが自然のまま活かされていますので、アーモンドミルクが苦手な場合は、お値段的にちょっとお高いですがオーガニックアーモンド製品を一度試してみてください。
そのまま飲むだけでなく、スープやソース、お菓子やパンに混ぜ込んだりして利用するのも味に慣れる方法ですよ。
海外ではどんな風に使ってる?アーモンドミルクを使ったレシピ
アーモンドミルクは、牛乳の代用としてそのまま料理やお菓子作りに使用できます。
アーモンド料理の本場スペインでは、どのように使われているか、ご紹介しますね。
卵と牛乳を使わないアーモンドミルクのクレープ
- 薄力粉 125g
- アーモンドミルク 250ml
- オリーブオイル 大さじ1
- 甘味料 大さじ1
- 塩 少々
- 薄力粉とアーモンドミルクを混ぜ、オリーブオイルと甘味料、塩を加えます。
- 生地を1時間休ませ、フライパンにごく少量のオリーブオイルをしいて、中弱火で加熱します。
- 生地を薄く伸ばし、両面を1~2分間薄い焦げ色が付くまで焼きます。
卵も乳製品も不使用なので、ヴィーガンレシピとしてもおすすめ。
アーモンドカスタード
- 卵黄 3つ
- コーンスターチ 大さじ2
- アーモンドミルク 2カップ
- 砂糖 90g
- シナモンスティック 1本
- 砕いたアーモンド 110g
- ボールに卵黄を溶きほぐし、コーンスターチを入れて混ぜます。
- アーモンドミルクに砂糖、シナモンスティックを入れて温めて香りが移ったらシナモンを取り除きます。
- 卵黄にアーモンドミルクを入れて混ぜ、中弱火で加熱してとろみがつくまで木べらで混ぜながら煮込みます。
- 砕いたアーモンドを混ぜて、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
アーモンドを使ったレシピは、当サイトでたくさんご紹介しています。
アーモンドを毎日の生活に取り入れてみてくださいね。